ごあいさつ
大会テーマ 「要領・指針の改訂を見据えた養成・実践・研修の新たな展望」
本年12月に2026年度第7回研究大会を開催します。そのテーマは、「要領・指針の改訂を見据えた養成・実践・研修の新たな展望」といたしました。文部科学省・子ども家庭庁として、三要領・指針の改訂の検討に取り組んでおり、その趣旨はおおむねその頃にはできあがっているということです。さらに養成のための幼稚園教諭養成の教職課程とまた並行して保育士資格の養成課程の検討も進んでおり、大略の案ができあがりつつあります。
それらの改訂の方向性としていくつか提言されていますが、時代の変化の中で多くの学生が志望することや、同時に少子化が進行する中でどうやって幼児教育の施設の質を保ち高めていくかということであるわけです。要領・指針は特に双方の共通性を高める中で、乳児期からの連続性を遊びを通しての学びという視点で明確にしてきています。小学校への発展も強調されます。
同時に、乳幼児期の独自性を特に環境への出会いと身体感覚の発揮、それを通しての好きになることと好奇心の育成として進め、そこから多くの発見や工夫が生まれるよう、言葉による思考を広げていきます。幼稚園教諭養成課程と保育士養成課程においてもその共通性を高め、養成校の独自の専門性の学修を活かし、保育職での多様な人材の専門性を広げ、参入しやすくすると同時に、その保育の多様に必要とされる職の高度化の要請に応えようとしています。今や、少子化がすすみ、AIの利用も(主には管理・事務・記録業務において)広げられる中でそれを保育の質へとどうつなぐかがとわれます。研修の拡大も必要です。
大会での活発な研究発表と議論を期待しております。
理事長 無藤 隆
このたび、「日本乳幼児教育・保育者養成学会第7回研究大会」を、2026年12月12日(土)に開催する運びとなりました。大会テーマは「要領・指針の改訂を見据えた養成・実践・研修の新たな展望」です。
乳幼児教育を取り巻く状況は、少子化や人口減少、子どもや家庭の多様化、保育人材の確保、保育の質と安全性の保障、地域における保育の持続可能性、ICT・AI等の活用など、複雑で多面的な課題に直面しています。あわせて、保育者養成校においても、学生募集をめぐる環境の変化や養成課程の見直しに関する検討を踏まえ、養成のあり方をあらためて考えていくことが求められています。そのような中で、改訂に向けた検討が進められている三要領・指針の動向を踏まえながら、乳幼児教育と保育者養成のこれからをあらためて問い直すことは、きわめて重要な意味をもつものと考えます。
本大会では、講演、対談、シンポジウム、研究発表等を通して、制度や政策の動向を共有するとともに、養成・実践・研修に関わる研究と実践の知見を持ち寄り、乳幼児教育と保育者養成の新たな展望を皆様とともに探ってまいりたいと思います。
多くの皆様にご参加いただき、本大会が活発な学びと交流の機会となりますことを願っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
日本乳幼児教育・保育者養成学会 第7回研究大会実行委員長 若尾良徳